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HIGH SPEC ideapad 310

段違いの使い勝手で

2-in-1より大画面オールインワン

山田祥平

 外に持ち出すことは考えないパソコンなら画面は大きいほうがいい。画面の大きなパソコンは作業がしやすいのは誰もが認めるはずだ。そうはいっても外付けディスプレイをつなぐ据え置き型パソコンは使わないときに片づけることができない。「パソコンはあると邪魔だがないと困る」派にとって、その悩みは広くて見通しのいい大画面と収納性の両立だ。だからこそ、一家に一台のパソコンはずっと15.6型のA4ノートパソコンだった。

 

 このideapad 310は、そのスタンダードな15.6型ノートパソコンを現代風にアレンジした使い勝手のよさを持っている。さすがに2キロを超える重量は携帯には向かないし、バッテリ駆動時間も丸一日の運用には不安が残る。

 

 だが、最新のCore iプロセッサを搭載し、書き込みのできるDVDドライブも内蔵、5GHz帯のWiFiやBliuetoothなどワイヤレス環境も全部入り、タッチパッドにはちゃんとボタンがあるし、もうインフラとして基本的な部分は申し分ない。今風のパソコンでは省略されがちな有線LANのポートもちゃんと装備されている。キーボードにはテンキーまである。まさにオールインワンだ。

 

 これならたとえ会社の仕事を自宅に持ち帰ってやっかいな作業をしなければならなくなったとしても、何の不自由もなくこなせるはずだ。ウェブで調べものをしながら、報告書や企画書をまとめるのは小さな画面のモバイルパソコンでは無理に等しい。学生のレポート書きだって同じことがいえる。効率が段違いなのだ。

 個人的には自宅ではノートパソコンをさわることはなく、仕事はデスクトップパソコンと決めているが、その理由は余裕のある作業環境の確保のためだ。大きな画面は効率が段違いにいい。実際に、このideapadを1週間使ってみて、これなら比較的長期の出張用に一台欲しいとまで思った。仕事柄、いろんなパソコンを使用するが、そんなことを思うのはそう多くはない。

 

 それでいて型番をインターネットで検索してみてその価格にびっくりした。10万円以下でMicrosoft Office入りのまともなノートパソコンが購入できるとは驚きだ。

 

 パソコンに高い付加価値を求めず、とにかく基本性能がしっかりしたものをという点では秀逸な製品になっている。

 

 もちろん妥協しなければならない点はいくつかある。たとえばモニタがFHDではなく、HDで視野角が少し狭かったり、メモリが4GBで少し不安が残ることなどだ。でも、15.6型のHDは、Windowsの想定する100%解像度だから、24型FHDと文字のサイズなどはほぼ同じで使い勝手の違いは広さだけだ。それにメモリはどうしても不満なら数千円で増設ができる。

 

 正直に白状すれば、最初の使い始めの際にはちょっとめげそうになった。久々に使ったハードディスクのスピードにこんなに遅かったっけと少し戸惑った。が、最新のWindowsは、それが杞憂だったことを確信させてくれた。Widows7など旧OSに比べれば、Windows10の起動は格段に速いもののまたされる感じはある。

 さらに、ただ、普段はスリープとそこからの復帰を繰り返して使う。復帰は瞬時だ。そ容量と価格のバランスを考えれば、高速だが高価なSSDを内蔵しなかったのはLenovoの良識とさえいえる。

 

 モバイルパソコンも魅力的だが、持ち出す機会はあまり多くない。それより、写真やビデオの編集、オフィスなどやっぱり作業効率が高い大画面でパソコンを使いたい。さらに、最低5年は安心して使える最新の高速CPUに大容量HDDがほしい。、そうした思いを持つコンシューマーは少なくない。この製品は、その無茶な期待に応えるLenovoの回答だ。

山田祥平

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