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HIGH SPEC ideapad 320

USB Type-Cポートを追加して

将来に応える大画面オールインワン

山田祥平

USB Type-Cポートを追加して将来に応える大画面オールインワン

 

 コンシューマーが購入する世の中のノートパソコンのほとんどは、自宅で開梱されたあと、一度も外に持ち出されることなくそのライフサイクルを終えると聞いたことがある。ideapad 310も、それらのパソコンと同じような運命をたどるのだろうとは思う。

 

 実際、310のレビューのために、せっかくのノートパソコンということで、セッティング終了後、大振りのスリーブケースに入れて、近所の喫茶店まででかけてみた。2キロ超のボディはやっぱり重く、モバイル活用はちょっと考えられない。でも、その代わりに、大きな画面、打ちやすいキーボードが手に入る。このサイズ感は、出先で使っても、作業効率を大きく犠牲にしないのがうれしい。

 

 喫茶店のカウンターでレビューの原稿の構想をまとめながら細部をいろいろ眺めてみたりもする中で、外で使うのでなくても、シルバーとブラックだけというのは、さすがに地味ではないかと感じたりもした。リビングルームや書斎で使うにしても、もう少しバリエーションがほしい。もし、カラバリさえ揃ったら検討対象に選ぶ層も広がるだろう。

 

 そんなことを考えていたら、担当からインスタントメッセージが入った。310の後継の320が出というのだ。デザイン面で大きく改良され、さらに、カラーバリエーションが追加されるそうだ。まさに渡りに船だ。

 

 届いたideapad 320は、ホワイトバージョンだった。色が違うだけでも無骨な印象がずいぶん変わりポップなイメージになる。カラーはブラック、シルバー、ホワイトの3色展開となる。

 

 ハードウェア的にはUSBポートが右側からなくなり、左側に2ポートとなった。USB端子がひとつ減った勘定だが、その代わりにUSB Type-Cポートがひとつ増えている。だから、合計ポート数では310と同等だ。このパソコンで今後5年を戦うという点では、このポートの追加は小さいように見えてとても大きい。今後はきっとUSB Type-Cポートはどんどん浸透していくだろうからだ。

 

 基本スペックとしては310シリーズと大きくは変わっていない。コンセプトも同様だ。大きな画面としっかりした基本性能という310シリーズの特徴を継承しつつ、カラバリの追加でよりスタイリッシュに、そして、ほんの少し、未来に向けた改良が施されて登場したのがideapad 320だ。コスト的にもそれほど大きく変わっていないのはうれしい。もし、この新シリーズの追加によって、310シリーズが値下げされるようなことがあるなら、それはそれで賢明な選択かもしれない。

 

 持ち出すことをあまり考えないパソコンは、できる限り大きい方がつぶしがきく。かといって片付けられないのは困る。といいつつ、めんどうくさくて片付けないケースも多いのは容易に想像できる。でも、その分、パソコンを使うチャンスは増えるのだから、それはそれでいい。リビングや書斎に置きっぱなしにしておくのなら、周りの環境にそれなりにマッチした色遣いにも欲張りたい。あらゆることをスマホに頼るのではなく、パソコンとスマホのいいとこどりをするために、しっかりとした基本性能を持つ大画面のideapadは大いに役立つだろう。ここはひとつ、競合ではなく強調でペアリングを考えたいものだ。最近、日本でも労働環境の改善などからテレワークといった在宅勤務が話題になってきた。自宅で仕事をするとなると、やはり、オフィスソフト、大画面、それにそれなりの性能に加え、デザイン性はほしいものだ。

 

 ideapad 320の新規追加に伴って、魅力的な選択肢が新たに増えたことになる。Lenovoがまたもや無茶な期待に応えてくれたといえそうだ。

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